狭小住宅の間取り設計をする際に 収納を出来るだけ多く取るように心掛ける…
これは欠かせない重要なことです。
しかも、ただ単に収納スペースを作るだけではだめです。
より使い易いように使い勝手を考慮することが一番です。
収納に棚を設けたり、時には家事スペースに収納を取り込んだり…
いろいろな方法があります。
例えば食品庫(パントリー)の収納方法の工夫にはどのようなものがあるのか、ご存じでしょうか。
キッチン廻りの収納を工夫するには、一般的には多機能なシステムキッチン・オーダーキッチンで、食器棚として造りこむ…
それが一般的な発想です。
でも、これにはコストが高くなるデメリットがあります。
まとめ買いした食品ストックなどには不向きな面もある。
食品庫(パントリー)を可動棚板のように動く造りにすれば、柔軟に利用することも出来るし、仕切りをカーテンなでで柔らかく仕切れば使いやすくなります。
食品庫(パントリー)自体を仕切らずにキッチン奥のスペースに配置すると、空間とキッチンとのつながりが良くなり、料理しやすくなるなどのメリットも生まれます。
また、家事動線に配慮して、食品庫の収納スペースを洗面所に隣接させることも一つの工夫です。
こうすることで洗面所への出入りも出来ますし…
食品庫の収納と廊下などの通路を兼用させることもおすすめです。
このような工夫しだいで、小さな家でも十分に収納スペースが確保できるようになります。